2007年3月2日金曜日

実践講座

では実践的な話もしておきましょう。
逆指値のはなしはしましたね。
それについての運用方法です。

①まずここでチェックした銘柄の回号を調べます。
ゴールドマンサックスのホームページであればすぐにスクリーニングができます。

②次にインザマネー回号の購入です。

いくつかある場合、どれを買ったほうがいいのでしょうか?

販売価格と買い取り価格の近いものを買うべきでしょう。

となれば、9時から15時までの時間帯ならスプレッドは小さいままですので、

その時間帯に、スプレッド率の小さいものを買うのがベターでしょう。

具体的には、

権利行使価格がより離れているもの(深くインザマネーの状態)

かつ、

満期日までの日数が長いもの

がいいでしょう。

③購入と同時に逆指値注文(損きり価格の設定)

ワラントが約定したら同時に買値の70%や85%、90%などの損きりラインを設定し、それに沿った逆指値注文を出すといいでしょう。

そのさいの方法として例をしめしておきます。 

「○条件注文

eワラント買い気配が○○円以下ならば

指値○○円で買い」*同じ数字で大丈夫です。

「○期限指定

期限指定できる最大の長さまで設定する」

これで損きりラインは設定できました。


④ワラントの損益がプラスに転じたら?

損きりラインを買値以下に設定していたところを、

買値ちょうどで売り注文を出せるように

おなじように逆指値注文の期限指定延長設定で注文します。

これで元本以下になることはありませんね。

応用編として、手数料分まで含めた購入価格から、損益分岐点をだし、それ以上になったときにはまた損益分疑点の価格で逆指値注文します。
これで手数料含めて損失を出すことはありません。


⑤その後の対応。

パラボリック、ボリジャーバンド、RSIなどの動向を見て売る判断を出していただいてもいいのですが、取引を買いししてからの高値と、購入価格との差額【最大利益】の何%以下になったら売りぬけをする、という出口戦略のほうが、いいのではないでしょうか?

これは各人の投資戦略によりますが、入り口戦略はここを参考にしていただいていいですが、出口戦略は各人の投資判断でお願いしますね。
いつまでもあがるだろうというバイアスにとらわれ、気がついたら最大利益から30%値下がりしていた、何てこともあるのです。
実際インド投資してたときがそうでしたが、5万が35万になって、30万の利益の80%を損きりで逆指値していれば、24万利益が出せたのに、逆指値を出さなかったから19万の利益でした。
この場合は5万円の機会損失となりますね。

さて、逆指値をうまく利用して、損きりの設定からトントンにするための注文、利益を逃さない注文を出していきましょう。

ちなみにワラントの逆指値注文による取引ができるのはカブコムです。

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