2007年5月29日火曜日

コストから利益を考える(実践編)

さて、何%の原資産変動で利益を出すことができるのかはご理解いただけたと思う。
これをどう取引に生かしていくのか?

原資産がどれだけ動きやすくなっているかということと比較することで、
そのワラントが利益を出しやすいか否かということがわかる。

実効合計手数料スプレッドと、
直近25日の収益率の標準偏差σ(25)の比較をするのです。

実行合計手数料スプレッドは、どれだけの原資産の値動きで利益が出せるのか、でしたね。
σ(25)というのは、原資産の値動きの激しさを表しています。
(いわばリスクだとか、ボラティリティといわれているものです。)

値動きの鈍いものだと、どれだけスプレッドが小さくても、それを埋めて、さらに値上がりすることは難しいと思われます。
逆に、値動きのする銘柄、σの大きめな銘柄は、スプレッドを埋めるでしょうし、値上がりすることはたやすいと言えるでしょう。

ここにきて、ローリスクローリターン、ハイリスクハイリターン商品であるということがご理解いただけると思います。
原資産のσは過去のデータですので、なんとも言えませんが、変動率の大きさというのは急激に変化するものではないですので、参考にできると思います。

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