2008年1月8日火曜日

ブル&ベア


 相場の動きを表すことばに、ブルベアという言葉があります。

 「ブル」というのは英語で雄牛を意味します。雄牛は角を下から上に突き上げて攻撃する姿から、上昇相場の象徴とされています。

 「ベア」というのは英語で熊を意味します。熊は爪を上から下に振り下ろして攻撃しますので、下落相場の象徴とされています。

 ベアのほうが威力は強く、ブルのほうがゆっくりとあがって行きます。

 これは投資家たちの損失に対する意識の違いからきています。

 プロスペクト曲線と言うものがあります。これは行動ファイナンスの中でも重要なファクターなのですが、同額の利益よりも、同額の損失のほうがはるかに心理的価値(負荷)が大きいと言う事と関係があります。
 数ヶ月かけて上昇トレンドを築いたとしても、ひとたび下落相場に突入すれば、まさにクマが爪を振り下ろすように市場が下落していきます。
 下落トレンドを探るには、買われすぎのRSIシグナル、ストキャスティックや、ボラティリティの下限をブレイクアウトする時、パラボリックが下方トレンドに転換したときなどが上げられます。
 
 

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